アメリカの映画館で『チェンソーマンレゼ編』が上映されると知り、思い切って一人で観に行ってきました。
日本語音声・英語字幕という少し特別な上映。
チケット購入の流れや、アメリカの映画館の雰囲気、日本との違いなど、体験してみて感じたことをまとめました。
英語が苦手でも映画を楽しむコツや、ちょっとしたリフレッシュのきっかけになれば嬉しいです。
一人で映画館へ!観たのは『チェンソーマン レゼ編』

『チェンソーマン レゼ編』が見たいと思っていたところ、アメリカでも上映が始まったという情報がありました。
夫が「見に行ってきていいよ」と言ってくれ、日曜日に子供たちを任せて1人映画を見に行くことになりました。

調べてみると、なんと日本語音声の上映があったんです!
英語でもいいから観られたらいいな…なんて思っていたんですが、まさか日本語上映があるとは…!
音声は日本語で英語字幕が入るようです。
1人で映画なんて、実は日本でも行ったことがなくて初めての体験!

それをアメリカでできるとは…。
アメリカの映画館はこんな雰囲気だった

自宅から一番近い映画館は車で40分くらいのところにあります。
チェーン店の映画館ではなく、雰囲気は地域の映画館という感じ。
子ども連れの家族もいますが、日曜なのに混雑しておらず、割と静かでした。
チケットと食べ物を購入するレジは同じで、そこでまとめてチケットを購入します。

空いていることもなんとなく知っていたので、上映時間ギリギリに到着。
上映時間の数分前だったのにも関わらず全く並ばず購入できました。
席は、レジのお客さん側にも画面があり、そこで何番の席が良いか伝えて選ぶ形です。
『チェンソーマン レゼ編』の日本語上映は、私が行った映画館では私の他にはあと2人しかいませんでした。
日本では、上映している部屋に入る前にチケットを確認されることが多い気がします。
でも確認はなく、そのまま入れました。

日本よりアメリカのほうが全体的にゆるい印象です。
直前だったのもあったとは思いますが、チケットを購入した時に「もう入れるよ」と伝えてくれました。
映画館のシートは1つ1つがソファ席のようになっています。カップホルダーも1つの肘置きに2つずつありました。

隣の人とどちらを使うか気を遣うことが少なくなるかもしれませんね。
チケットを購入するときに使える英語フレーズ

ここでチケットを購入するときに使える英語をご紹介しますね。
- “One ticket for Chainsaw Man with Japanese, please.”
- “What time does it start?”

私が行った映画館はローカルで、混雑していませんでした。
しかし、都市部や大手チェーンでは、予約が主流の劇場が多いそう。
ほとんどの人が アプリや公式サイトで事前に座席指定をしてチケットを購入します。
当日行って買う人は少なく、特に人気作はすぐ満席になることも。

QRコード付きチケットをスマホで見せて入場するのが一般的のようですよ。
AMC という大手チェーンの映画館のアプリでは上映作品を選ぶと、座席表が表示され、リクライニング席を指定して支払いまでできます。
一方、小規模・ローカル映画館では、上映直前でも空席が多いことがあります。
オンライン予約システムがなかったり、サイトがシンプルで当日販売が中心だったりします。

むしろ、ふらっと立ち寄れる気軽さが魅力ですね。
参考に、英語で迷いがちなチケット購入ページでの英語訳を載せておきます。
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“Showtimes” → 上映時間
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“Tickets” → 購入画面
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“Standard / IMAX / 3D” → スクリーンの種類
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“Japanese w/ English subtitles” → 日本語音声・英語字幕
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“Select seat” → 座席を選ぶ
-
“Checkout” → 支払い
私が映画を検索した時の実際の画面です。

『English Dubbed』が英語音声、『Japanese with English subtitles』は日本語音声・英語字幕となります。
英語字幕を表示する機器を借りられる映画館もある

以前、同じ映画館で子供たちとアメリカの子ども向けアニメ映画を観ました。
その映画はすべて英語だったため、字幕もありません。
その時、小さなスクリーンに字幕を映す「caption device(字幕機器)」を借りました。
アメリカの映画館では、caption device(字幕機器)を無料で借りられることがあります。

耳が聞こえにくい人や英語字幕を見たい人のためのものだそう。
座席のドリンクホルダーに差し込んで使うタイプで、映画のセリフがリアルタイムで表示されます。
借りるときは「Can I borrow a caption device?」と聞けば借りることができます。
耳が聞こえにくい人だけでなく、私のように英語が得意でない人にとっても、内容を理解しやすくなりました。

英語学習にも役立つなと感じました。
育児中のリフレッシュとしての映画時間

今回、見たかった映画を1人で観ることができて、とても気分転換になりました。
しかも、「日本の映画を英語字幕で観る」という特別な体験だったなと感じます。

「1人で見に行ってきていい」と言ってくれた夫に感謝です。
アメリカ駐在妻のママたちは、子どもを1人で見なければいけない時間も多いかと思います。
そんな中、少しでも楽しみを見つけて、1人の時間を作るなどしてリフレッシュしてもらえたらと思います。
まとめ

アメリカで日本語映画を観るという貴重な体験を通して、映画館の違いや文化のゆるやかさを感じました。
チケット購入や上映スタイルなど、日本とは異なる点も多いですが、それも含めて新しい発見に。
子育て中でも、少しの時間でリフレッシュできるひとり映画の時間。
アメリカに滞在中の方も、勇気を出して映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか。


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