アメリカで生活を始めて、最初に戸惑ったことの一つが「薬局(Pharmacy)の使い方」でした。
日本では、病院でもらった処方箋を持って薬局に行くのが一般的ですよね。

でもアメリカでは、処方箋が病院から直接薬局に送られるなど、日本とは違う仕組みがあります。
この記事では、実際にアメリカで生活して感じたことをもとに、
- アメリカの薬局の仕組み
- 処方薬の受け取り方
- 市販薬の買い方
- 知っておくと便利なサービス
についてまとめました。
これからアメリカで生活する方や、薬局の使い方がよく分からない方の参考になれば嬉しいです。
▶アメリカで買える子どもの市販薬まとめはこちらで紹介しています。
アメリカの薬局(Pharmacy)とは?

薬局はドラッグストアやスーパーの中にあることが多い
アメリカでは、薬局が以下の店の中に入っていることが多いです。
- ドラッグストア
- スーパー
- 大型量販店
店内の奥に「Pharmacy」と書かれたカウンターがあり、そこで薬を受け取ります。
薬局のカウンターは、市販薬売り場とは別の場所にあることが多いです。
クリニックや病院に併設されている薬局もある
また、クリニックや病院に併設されている薬局もあります。
診察を受けたあと、そのまま同じ建物の薬局で薬を受け取れる場合もあります。
処方箋は薬局へ直接送られることが多い
また、日本のように「処方箋を持っていく」のではなく、病院から薬局へ電子的に処方箋が送られることが一般的です。

そのため、患者は薬局に行って「薬を受け取りに来ました」と伝えるだけでよい場合が多いです。
※病院や状況によっては紙の処方箋が出されることもあります
処方薬(Prescription)のもらい方

病院で処方箋を出してもらう
病院を受診して薬が必要になると、医師が処方箋を出します。
アメリカでは、どの薬局に送るかをその場で聞かれることが多いです。
- いつも使っている薬局
- 自宅の近くの薬局
などを伝えると、その薬局へ処方箋が送られます。
薬局に処方箋が送られる仕組み
多くの場合、処方箋は電子的に薬局へ送られます。
そのため以下の手続きは不要です。
- 紙の処方箋を持って移動する
- 薬局に提出する

ただし、薬が準備されるまでに少し時間がかかることもあります。
薬を受け取るまでの流れ
一般的な流れは以下のようになります。
- 病院で薬を処方される
- 処方箋が薬局に送られる
- 薬局で薬が準備される
- 薬局へ受け取りに行く
薬局によっては、SMS・メール・アプリ通知などで「薬の準備ができました」と連絡が来ることもあります。
薬局での受け取り方法

Pharmacyカウンターでの手続き
薬を受け取るときは、店内のPharmacyカウンターへ行きます。
「Prescription pick up」と書かれた列に並び、順番が来たら薬を受け取ります。
名前と生年月日で本人確認
薬を受け取るときには、本人確認のために以下の情報を聞かれることが多いです。
- 名前
- 生年月日

次の章で聞かれることが多い英語を紹介しています。
保険の提示について
アメリカでは、医療保険によって薬代が大きく変わることがあります。
初めて利用する薬局では、
- 保険カード
- 身分証明書
を提示するよう求められることもあります。
アメリカの薬局でよく聞かれる質問

アメリカの薬局では、薬を受け取る際にいくつか質問されることがあります。
英語が不安な方もいると思いますが、よく聞かれる質問はそれほど多くありません。代表的な例をいくつか紹介します。
名前と生年月日
薬を受け取るときには、本人確認として名前と生年月日を聞かれることが多いです。
例えば次のように聞かれることがあります。
英語の例
- “What’s your name?”
- “What’s your date of birth?”
生年月日は month / day / year の順で伝えるのが一般的です。
薬のアレルギー
薬によるアレルギーがないか確認されることがあります。
英語の例
- “Do you have any drug allergies?”
- “Are you allergic to any medications?”
薬のアレルギーがある場合は伝えるようにしましょう。
妊娠の可能性
薬によっては、妊娠の可能性について確認されることもあります。
英語の例
- “Are you pregnant?”
- “Is there any chance you might be pregnant?”
これは妊娠中に使用できない薬があるため、安全確認として聞かれることがあります。
他に飲んでいる薬
現在服用している薬があるかどうか聞かれる場合もあります。
英語の例
- “Are you taking any other medications?”
- “Do you take any other medicine?”
これは薬の飲み合わせを確認するための質問です。
薬局で使える簡単な英語フレーズ

アメリカの薬局では、簡単な英語でやり取りすることが多いです。よく使われるフレーズをいくつか紹介します。
英語が不安な場合でも、短いフレーズで伝えられることが多いので安心してください。
処方薬を受け取りに来たとき
処方薬を取りに来たときは、次のように伝えることができます。
英語の例
-
“I’m here to pick up my prescription.”
(処方薬を受け取りに来ました) -
“I’m picking up a prescription.”
(処方薬を取りに来ました)
その後、名前や生年月日を聞かれることが多いです。
市販薬の場所を聞きたいとき
店内で薬の場所が分からない場合は、スタッフに聞くこともできます。
英語の例
-
“Where can I find cold medicine?”
(風邪薬はどこにありますか?) -
“Where is the pain reliever?”
(痛み止めはどこですか?)
薬剤師に相談したいとき
薬について相談したい場合は、薬剤師に質問することもできます。
英語の例
-
“Can I talk to the pharmacist?”
(薬剤師に相談できますか?) -
“Can you recommend something for a cold?”
(風邪に効く薬を教えてもらえますか?)
薬の飲み方を確認したいとき
薬の飲み方が分からないときは、確認することもできます。
英語の例
-
“How should I take this medicine?”
(この薬はどうやって飲めばいいですか?) -
“How often should I take it?”
(どのくらいの頻度で飲みますか?)
市販薬(OTC薬)の買い方

アメリカでは、OTC(Over-the-Counter)と呼ばれる市販薬が販売されています。
店内で自由に選べる薬
市販薬(OTC薬)は、店内の売り場で自由に選んで購入できます。
例えば
- 風邪薬
- 解熱鎮痛薬
- 胃薬
- アレルギー薬
などが並んでいます。
これらは通常の商品と同じように、レジで支払えば購入できます。
一部の薬はレジの後ろに保管されていたり、身分証や年齢確認が必要なものもあります。
薬剤師に相談する方法
薬について相談したい場合は、Pharmacyカウンターで薬剤師に質問することもできます。
症状を簡単に説明すると、市販薬を教えてくれることもあります。
日本と違う市販薬の特徴
アメリカの市販薬は、日本と比べて
- 容量が多い
- 成分が強い場合がある
と感じることもあります。

使用する前には、説明書をよく読むことが大切です。
アメリカでよく使われる解熱剤の用量はこちらの記事で解説しています。
▶タイレノールの体重別用量
▶モートリンの体重別用量
知っておくと便利な薬局サービス

ドライブスルー薬局
アメリカでは、ドライブスルーで薬を受け取れる薬局もあります。
車から降りずに薬を受け取れるので、
- 子どもがいるとき
- 体調が悪いとき
などにとても便利です。
処方薬のリフィル(Refill)
アメリカでは、同じ薬を継続して使う場合、Refill(リフィル)という仕組みがあります。
これは、医師が許可した回数まで、追加の処方箋なしで薬を再度受け取れる制度です。
アプリや電話でリフィルを依頼できる薬局もあります。
※薬によってはリフィルができないものや、回数・期間に制限があるものもあります。
ワクチン接種ができる薬局
アメリカでは、多くの薬局でワクチン接種も行われています。
例えば
- インフルエンザワクチン
- COVIDワクチン
などを薬局で受けることができます。
ワクチンは予約不要で受けられる薬局もあれば、予約必須のところもあります。事前にウェブサイトやアプリで確認しておくと安心です。
アメリカの薬局を利用するときの注意点

薬がすぐもらえないことがある
日本では、処方箋を出すと比較的すぐ薬がもらえることが多いですが、アメリカでは準備に時間がかかることもあります。
数時間後、あるいは翌日になることもあります。
保険がないと薬代が高い
保険がない場合、薬代が高額になることがあります。
薬局によっては割引プログラムがある場合もあります。
英語が不安なときの対処法
英語が不安な場合でも、
- 名前
- 生年月日
を伝えられれば薬の受け取りはできることが多いです。
スマホのメモに「Prescription pick up」と書いて見せるのも一つの方法です。
アメリカの薬局についてよくある疑問(Q&A)

アメリカの薬局の仕組みは、日本と少し違うため最初は戸惑うこともあるかもしれません。
ここでは、よくある疑問を簡単にまとめました。
薬はすぐにもらえる?
アメリカでは、処方箋が薬局に送られてから薬の準備が行われるため、すぐにもらえない場合もあります。
数十分で受け取れることもありますが、混雑している場合や薬の準備に時間がかかる場合は、数時間後や翌日になることもあります。
薬の準備ができると、SMSやメールで通知が届く薬局もあります。
処方箋は紙でもらうこともある?
アメリカでは電子処方箋が一般的ですが、場合によっては紙の処方箋をもらうこともあります。
その場合は、日本と同じように薬局に処方箋を持っていって薬を受け取ります。
英語が苦手でも薬を受け取れる?
英語が不安でも、名前と生年月日を伝えられれば薬を受け取れることが多いです。
また、薬の袋やラベルには飲み方が書かれているので、分からない場合は薬剤師に確認することもできます。
薬局は予約が必要?
通常、薬を受け取るために予約は必要ありません。
ただし、ワクチン接種などの場合は予約が必要なこともあります。
まとめ|アメリカの薬局は慣れると便利

アメリカの薬局は、日本とは仕組みが少し違いますが、流れを知っておくと安心です。
- 処方箋は薬局へ直接送られることが多い
- 薬を受け取るときは名前と生年月日を確認される
- 市販薬は店内で自由に購入できる
初めて利用するときは戸惑うかもしれませんが、基本的な流れを知っておけばスムーズに利用できると思います。
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