アメリカで小児科を受診する流れ|予約・診察・薬の受け取りまで解説

アメリカの小児科受診流れ 医療・ヘルスケア

アメリカで子どもが体調不良になったとき、「小児科はどう受診すればいいの?」「日本と同じように病院へ行けばいいの?」と戸惑う方も多いかもしれません。

日本では、体調不良のときは近くの小児科を受診し、その場で薬をもらうことが一般的です。

しかしアメリカでは、受診先の選び方や予約方法、薬の受け取り方などが日本と少し違います。

この記事では、アメリカで子どもが小児科やクリニックを受診する流れについて、

  • 病院の種類(かかりつけ医・Urgent Care・ER)
  • 予約から診察までの流れ
  • 診察後の薬の受け取り方

などを、初めての方にもわかりやすくまとめました。

子どもの体調不良時の判断については、こちらの記事にまとめています。
アメリカでの発熱・嘔吐など症状別対応を知りたい方はこちら

アメリカで子どもが体調不良のときに受診する場所

医者のイメージ

アメリカでは、日本のように「小児科」という名称のクリニックばかりではなく、いくつかの選択肢があります。

かかりつけ医(Primary care doctor)

日常的な体調不良のときに最初に相談するのが、かかりつけ医(Primary care doctor)です。

子どもの場合は

  • Pediatrician(小児科医)
  • Family doctor(家族全員を診る医師)

などが担当します。

アメリカでは、普段から子どもの健康管理をしてくれるかかりつけ医を決めておく家庭も多い印象です。

必要な場合は、かかりつけ医から専門医に紹介されることもあります。

子どものかかりつけ医については、こちらの記事でも紹介しています。
アメリカのかかりつけ医の決め方

Urgent Care

Urgent Careは、予約なしで受診できることが多いクリニックです。最近はオンライン予約に対応している施設も増えています。

例えば以下のときに利用されることが多いです。

  • 夜間の発熱
  • 軽いけが
  • 急な体調不良

ただし、地域によってはUrgent Careが近くにない場合もあります。

ちなみに、私の町にはUrgent Careはありません。

ER(救急外来)

呼吸が苦しい、意識がはっきりしないなど、緊急性が高い場合はER(救急外来)を受診します。

ただしERは費用が高くなることもあるため、緊急時以外はかかりつけ医やUrgent Careを利用することが多いようです。

受診先に迷ったときの考え方(かかりつけ医・Urgent Care・ER)

子どもが救急車の模型をもつ

アメリカでは、日本のように「とりあえず小児科へ行く」というよりも、症状の緊急度に応じて受診先を選ぶことが一般的です。

目安としては、次のように考えられることが多いようです。

かかりつけ医を受診するケース

例えば、以下のような比較的軽い体調不良の場合は、まずかかりつけ医に相談することが多いです。

  • 発熱
  • 咳や鼻水
  • 軽い体調不良

Urgent Careを利用するケース

Urgent Careは、緊急ではないけれど早めに診てもらいたいときに利用されることが多い施設です。

例えば、以下の場合に利用されることがあります。

  • 夜間や週末の発熱
  • 軽いけが
  • 急な体調不良

ERや救急車を利用するケース

呼吸が苦しい、意識がはっきりしないなど、緊急性が高い場合はER(救急外来)を受診します。

アメリカでは、緊急時には911に電話すると救急車を呼ぶことができます。

ただし救急車は費用が高額になる場合もあるため、症状によっては自家用車でERへ向かうケースもあるようです。

そのため、以下のことを普段から家族で話しておくと安心かもしれません。

  • どのような症状のときにERへ行くか
  • 救急車を呼ぶ状況はどんなときか

また、救急車の費用は保険によってカバーされる場合もあるため、加入している保険の内容を確認しておくことも大切です。

アメリカのクリニック受診の流れ

問診を受ける女性

ここでは、クリニックを受診するときの一般的な流れを紹介します。

①クリニックを探す

まず、受診するクリニックを探します。

アメリカでは、加入している保険によって受診できる医療機関が決まっていることがあるため、保険会社のサイトなどで確認することもあります。

②予約を取る

クリニックは予約制の場合が多く、電話やオンラインで予約を取ります。

症状によっては当日予約ができることもあります。

③受付(チェックイン)

クリニックに到着すると、受付でチェックインを行います。

初めて受診する場合は、健康情報や連絡先などを記入する書類を書くこともあります。

受付では以下を提示することが一般的です。

  • 保険証(Insurance card)
  • 身分証(運転免許証やパスポート等)

④看護師による問診

診察の前に、看護師が症状について確認することがあります。

  • いつから症状があるか
  • 発熱の有無
  • 食事や水分の様子

などを聞かれます。

⑤医師の診察

その後、医師の診察があります。

喉や耳、呼吸の状態などを確認しながら、症状について質問されることが多いです。

診察時間は日本より短く感じることもあります。

受診前に準備しておくと安心なもの

CHECKの文字と葉

アメリカで子どもがクリニックを受診するときは、日本とは少し違う準備が必要になることがあります。
あらかじめ準備しておくと、受診当日もスムーズです。

保険証(Insurance card)

アメリカのクリニックでは、受付時に保険証(Insurance card)の提示を求められることが一般的です。

受診する医療機関が保険のネットワークに入っているか確認するためにも、保険証は必ず持参しておきましょう。

身分証(ID)

クリニックによっては、受付時に身分証の提示を求められることもあります。

例えば以下のものを持っていくと安心です。

  • 運転免許証
  • パスポート

ただし、必ず提示を求められるわけではなく、保険証のみで受付できる場合もあります。

症状のメモ

診察では

  • いつから症状があるか
  • 発熱の有無
  • 食事や水分がとれているか

などを聞かれることが多いです。

英語で説明することに不安がある場合は、症状を簡単にメモしておくと安心です。

利用する薬局(Pharmacy)

処方薬は病院ではなく薬局(Pharmacy)で受け取ることが一般的です。

そのため診察の際に「どの薬局を利用するか」を聞かれることがあります。

自宅の近くの薬局を事前に確認しておくと、受診後もスムーズです。

こうした準備をしておくと、アメリカで子どもが小児科やクリニックを受診するときも、落ち着いて対応しやすくなります。

診察後の流れ

3体の人形と123

薬は薬局(Pharmacy)で受け取る

薬は病院ではなく薬局(Pharmacy)で受け取ることが一般的です。

多くの場合、医師が処方した薬の情報は電子的に薬局へ送られるため、日本のように紙の処方せんを受け取ることはあまりありません。

薬局では名前を伝えると薬を準備してくれることが多く、私の場合もクリニックに併設された薬局で名前を伝え、数分待って薬を受け取りました。

薬の受け取り時には、保険証(Insurance card)の提示を求められることもあります。

支払いについて

クリニックでは、受診時にCopay(自己負担額)を支払う場合があります。

また、後日請求が届くこともあります。

まとめ|アメリカの小児科受診は流れを知っておくと安心

ピンクの壁にまとめのふきだし

アメリカで子どもが体調不良になったときは、日本のようにすぐ小児科へ行くというよりも、かかりつけ医・Urgent Care・ERなど状況に応じて受診先を選ぶことになります。

また、アメリカでは以下のような違いもあります。

  • クリニックは予約制が多い
  • 診察後の薬は病院ではなく薬局(Pharmacy)で受け取る
  • Copayなど支払いの仕組みが日本と異なる

最初は戸惑うこともありますが、アメリカの小児科受診の流れをあらかじめ知っておくと、子どもが体調不良になったときも落ち着いて対応しやすくなります。

駐在や海外生活を始めたばかりの方は、早めにかかりつけ医を確認しておくと安心です。
かかりつけ医の決め方はこちらの記事で紹介。

子どもが体調不良のときの対応については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
アメリカで子どもが体調不良のときの対応まとめ

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