アメリカで子どもが溶連菌(strep throat)にかかったときの体験談です。
アメリカではよく溶連菌感染症にかかると聞いたことがあります。
今回は、わたしの長女がアメリカで溶連菌にかかったときの体験をまとめました。
これからアメリカで子育てをする方、
「もしかして溶連菌かも?」と不安になって検索している方の参考になれば嬉しいです。
アメリカで子どもが溶連菌にかかることは珍しくない?

溶連菌感染症とは
溶連菌感染症は、主に喉に感染する細菌感染症で、英語ではstrep throatと呼ばれています。
子どもに多く、以下が主な症状です。
- 喉の痛み
- 高熱(38度以上)
- 喉の赤み

ウイルス性の風邪と違い、抗生剤による治療が必要になります。
溶連菌感染症は抗生剤なしでも治ることはありますが、リウマチ熱や急性糸球体腎炎(血尿・むくみ)などの重篤な合併症を防ぐために、原則として抗菌薬(抗生剤)による治療が強く推奨されます。
症状は数日で改善することが多いですが、菌が完全にいなくなるわけではなく、決められた期間(通常10日間)は薬を飲み続けることが重要で、合併症予防が治療の大きな目的です。
▶アメリカで子どもが「喉が痛い」と言ったときの受診判断については別記事でまとめています。
▶アメリカでの子供の発熱対応についてはこちらで紹介しています。
アメリカでは溶連菌が多いと聞いていた理由
アメリカに来てから、
「子どもは溶連菌にかかりやすい」
「喉が痛い+高熱ならstrepを疑う」
という話を、ネットや周囲から聞くことがありました。
日本にいた頃に、我が家の子どもたちはかかったことがなく、アメリカの方が感染しやすいのかなと思っていました。
子どもが溶連菌かも?と思ったときの受診の目安
- 喉の痛みが強く、水分をとるのがつらそう
- 38℃以上の発熱が続く
- 喉が真っ赤、白いポツポツが見える
- 発疹が出てきた
などがあれば、一度かかりつけ医や小児科に相談してみてください。
最終的な判断は医師に任せることをおすすめします。
今回、受診に至ったきっかけ

いつもの発熱と違った症状(喉の痛み・高熱)
わたしの長女(当時6歳)は、これまで熱を出すと以下のパターンが多い子でした。
- 頭が痛い
- お腹が痛い
- 嘔吐する

ところがこのときは、「喉が痛い」とはっきり訴えてきました。
「これは溶連菌かも?」と感じた理由
喉を見てみると、かなり赤くなっていて、さらに高熱も出ていました。
そして今まで一度もなかったのが、唇が真っ赤で、カサカサに荒れていたこと。

「いつもの発熱と何か違うな」と感じました。
- 強い喉の痛み
- 高熱
- いつもと違う症状
- アメリカでは溶連菌が多いと聞いていたこと
これらが重なり「もしかして溶連菌では?」と疑い、受診予約をしました。
アメリカでの受診の流れと検査の様子

受診予約から診察までの流れ
いつものかかりつけ医に、夫の会社の通訳さんに電話で伝え、予約を取ってもらいました。
このときの受診は、夫に連れて行ってもらいました。
正直つらかった検査体験(子どもと親の反応)
溶連菌の検査は、綿棒で喉の奥をぬぐう検査でした。
後から聞いた話ですが、
- 「あー」と言われて口を開けたら、喉に突き刺すように綿棒を入れられた
- 痛くて涙が出た
- とても怖かった
と、娘も夫も同じように表現していました。

子どもにとっては、かなり恐怖体験だったと思います。
診断結果と治療内容

処方された抗生剤について
検査結果は、溶連菌陽性。やはり、疑っていた通りでした。
溶連菌は、きちんと抗生剤を飲むことで治る病気です。
治療は、医師から処方されたまっピンクの抗生剤のシロップ。
アメリカのシロップ薬を飲ませる大変さ
ただ問題は味。もともと、アメリカのシロップ薬の独特な甘さが苦手な我が家の子どもたち。

このときも、飲ませるのが本当に大変でした。
案の定、ピンクのシロップそのままの状態では「まずい」「飲めない」と言われてしまいました。
そのため、チョコレートアイスを買ってきて、それに混ぜて、なんとか飲ませていました。

チョコレートアイスに混ぜても、なかなかスムーズに飲むことができず、毎回時間がかかりました。
溶連菌治療で大切なこと|抗生剤は必ず飲み切る

症状が良くなってからの油断
正直に書くと、症状が落ち着いてきた頃、数回飲み忘れてしまいました。
毎回飲ませるのも大変で、「まあ、いいか」と思ってしまい、少し薬を残したまま、飲むのをやめてしまいました。

元看護師なのに…と、本当に反省しています。
飲み切らなかったことで起きた変化
しばらくしてから、
- 熱はない
- でも、最初に出ていた「唇が赤くカサつく症状」が再び出現

「これは再発かもしれない」と、不安になりました。
再受診で言われた「腎炎のリスク」
再度受診すると、
- 抗生剤を飲み切らないと、腎炎などの合併症のリスクがある
- 場合によっては入院になることもある
と説明されました。

改めて、抗生剤を最後まで飲み切る大切さを痛感しました。
今度は最後まで飲み切って改善
再度、抗生剤が処方されました。
今度は気合を入れて、最後まできちんと飲み切りました。
すると、唇の症状も消え、完全に落ち着きました。
家庭内での二次感染予防のために気をつけたこと

我が家が家庭内感染しないために気をつけたのは、以下の点です。
- タオルは完全に別
- 食器の共有をしない
- こまめな手洗い
- できる範囲でのアルコール消毒
神経質にはなりすぎず、できる範囲でやっていました。
でも、このあとわたし自身も喉が痛くなり、「もしや溶連菌?」と思い受診しました。
親も喉が痛くなったため受診してみた
大人も同じく、喉のぬぐい検査でした。

子どものときほどではありませんが、かなり喉の奥まで入れられて、思わず体を引いてしまい、何度かやり直しになりました。
わたしのかかりつけ医では、タブレットのビデオ通話で通訳さんが入ります。
その通訳の方が、「こんなに喉の奥まで入れて検査する病院、初めて見ました」と言っていて、少し驚きました。
アメリカではこういう場合もあるのかもしれませんが、もし不安が強ければ、別のクリニックを検討するのも一つだと思います。
ちなみに、わたしは溶連菌ではありませんでした。
シロップ製剤が苦手な子どもへの飲ませ方の工夫(我が家の場合)

我が家の子どもたちは、抗生剤に限らず、アメリカのシロップ製剤全般がとても苦手です。
タイレノールのシロップも、花粉症の薬であるクラリチンシロップも、どれも「まずい」「飲めない」と言われてしまい、結局そのままではほとんど飲めません。
抗生剤は「チョコレートアイスに混ぜる」方法を選択
今回処方された抗生剤は、特に味が強く、そのままでは全く受け付けませんでした。

そこで、我が家はチョコレートアイスに混ぜる方法を使いました。
薬の種類によっては、柑橘系と一緒にすると苦みが強く出ると言われることもあります。
そのため、オレンジジュースやフルーツ系は避け、日本でもよく聞く方法だったこともあり、チョコレートアイスを選びました。
※心配な場合は、事前に医師や薬剤師に確認してください。
バニラアイスでもよいかもしれませんが、個人的な感覚ですが、バニラアイスよりもチョコレート味の方が、薬の味がまぎれやすいように感じています。

それでも毎回スムーズに飲めるわけではなく、時間をかけて、少しずつ飲ませていました。
シロップがどうしても無理な場合の代替手段
我が家では、薬によって以下のように対応を分けています。
-
タイレノール(解熱鎮痛薬)
→ シロップもチュアブルも苦手なため、
アセトアミノフェンの座薬を使用しています
(※詳しくは別記事でまとめています) -
クラリチン(花粉症の薬)
→ シロップは飲めませんが、
チュアブルタイプは飲めたため、花粉の時期はそれで対応しています

このように、「この薬はダメでも、この形ならいける」ということも多く、無理に一つの方法にこだわらなくてもいいのかなと思っています。
▶アメリカで買える子どもの花粉症薬についてはこちら
▶アメリカのタイレノール(Tylenol)の使い方ガイドはこちら
抗生剤だけは「必ず飲み切る」ことが最優先
ただし、抗生剤だけは別です。

味が嫌でも、時間がかかっても、決められた期間、最後まで飲み切ることが本当に大切だと、今回のことで強く感じました。
我が家のように、
- 症状が落ち着いたから
- 飲ませるのが大変だから
という理由で中途半端にやめてしまうと、再発や合併症のリスクにつながる可能性があります。
「どうやったら少しでも楽に飲めるか」を探す
アメリカのシロップ製剤は、日本のものと比べて味が独特で、苦戦する家庭も多いと思います。
それでも、
- チョコレートアイスに混ぜる
- チュアブルに切り替える
- 座薬を選択する
など、子どもに合う方法を探すことはできると感じています。

「ちゃんと飲ませなきゃ」と追い詰めすぎず、でも「飲み切ること」はあきらめない。
このバランスが大事なのかな、と思っています。
これからアメリカで子育てする方へ伝えたいこと

喉が赤く痛む、高熱があるという症状があれば、溶連菌を疑い、早めの受診を検討しましょう。
また「いつもの発熱と違う」という親の感覚は、意外と当たっていることが多いと感じました。
また、症状が良くなっても、抗生剤は必ず最後まで飲み切る。

これは強く伝えたいです。
また、我が家の子ども達と同じように、アメリカのシロップ製剤が苦手な場合、本当に飲ませるのが毎回大変ですよね。
それでも抗生剤なら飲み切らないといけません…。
わたしは、このようなときはチョコレートアイスを用意することが多いです。
自分の子どもが少しでも楽に飲めるような工夫ができると良いですよね。
アメリカで子どもが溶連菌になったとき、抗生剤の薬をどう飲ませるか悩んでいるママの参考になれば嬉しいです。

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