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「子どもが高熱…病院はどこ?」「費用はいくら?」
「アメリカでインフルエンザと診断されたら、どんな薬が出るの?」
「日本と同じタミフル?市販薬は何を買えばいい?」
アメリカでインフルエンザになると、日本人家庭は最初の判断に迷いがちです。
この記事では、イリノイ州在住の私が家族4人同時にインフルエンザになった体験をもとに、
受診先の選び方、実際の医療費、薬の使い方、学校・職場への連絡までをまとめました。
また、実際に我が家が処方された薬と、ドラッグストアで使った市販薬を、費用感と一緒に紹介します。
「いざという時、どう動くか」を知りたい方の参考になれば嬉しいです。
アメリカでインフルエンザになったときの受診先の選び方

アメリカで「インフルエンザかも?」と思ったとき、日本のようにすぐ内科に駆け込めるわけではありません。
そのため、まず「どこに連絡するか」を知っておくと安心。
ここではイリノイ州での一般的な受診の流れと、実際に在米日本人が取りやすい選択肢を紹介していきます。
かかりつけ医(Primary Care Physician)に連絡する
かかりつけ医がいる場合は、まず電話かオンラインポータルから「発熱・咳・インフルエンザの可能性がある」ことを伝え予約を取る。
クリニックによっては、風邪症状の場合は最初からテレヘルス(ビデオ診療)を案内されることもある。
午前中に連絡すれば、当日〜翌日に診てもらえることが多いので、「朝起きて熱が高いときはまず電話」が基本の動き。

私の田舎町のクリニックの場合、電話予約しても受診が翌日になりました。
とりあえず、冬であり、インフルエンザが流行っている情報があり、症状があるなら、早めに予約しましょう。
Urgent Care(急患クリニック)を利用する
かかりつけ医がいない、予約が取れない、週末・夜間でクリニックが閉まっている場合は、Urgent Careへ。
予約不要で歩き込み(ウォークイン)できる所も多いが、オンラインで待ち時間を確認してから行くと楽。
発熱・悪寒・全身の痛みなど「インフルっぽい症状」があることを受付で伝えておきましょう。
マスクを渡されたり、別室で待機するよう案内されることもあるそうです。
テレヘルス(ビデオ診療)で診てもらう
小さい子どもがいて外出が大変、雪で動きたくない、といったときに便利なのがテレヘルス(ビデオ診療)。
多くの保険会社やクリニックが独自のアプリやポータルを用意しているそうです。
「症状を入力 → 予約時間を選ぶ → ビデオ通話で診察」という流れが一般的。
オンライン診察でもインフルエンザが疑われる場合、近所の薬局で受け取れるように抗ウイルス薬の処方箋を出してもらえることが多いです。
ER(救急)に行った方がよいケース
高熱が続き、息苦しさや胸の痛みがある。
子どもや高齢者でぐったりして反応が悪い、水分がほとんど取れない。
持病(心臓病・喘息・妊娠中など)があり、症状が急に悪化している。

このような場合はERに行きましょう。
アメリカでインフルエンザを受診したときの費用はいくら?

アメリカでインフルエンザを疑って受診するときに一番気になるのが、費用の部分だと思います。
アメリカでは、保険プランだけでなく会社の福利厚生(医療費補助やFSA/HSAなど)で負担が大きく変わります。

事前に『医療費の領収書を出すとどこまで返ってくるか』を確認しておくと安心。
我が家の場合、夫の会社の福利厚生で、医療費の領収書を提出すると後から全額(または大部分)が返金される仕組み。
そのため、実際にはポケットから出たお金は一度立て替えるだけで、最終的な負担はほとんどありません。
ここでは、一般的な料金のイメージ、保険あり・保険なしでの違いを、在米日本人向けに分かりやすくまとめます。
かかりつけ医・クリニックを受診した場合の費用
保険ありの場合の自己負担の目安
一般的なPPO/HMO保険では、Primary Care受診は「Copay(定額自己負担)」になっていることが多いです。

私の場合は1回あたり20ドルです。
インフルエンザの検査(鼻から綿棒を入れる迅速検査など)が追加されると、
保険プランによっては検査分が数十ドルほど請求されることもあります。
保険なしの場合の目安
自費だと診察料だけで100〜200ドル前後、検査を追加すると合計150〜300ドルになるケースもあると言われています。

そのため、「熱が出たときにどこまで検査するか」を事前に考えておくと安心。
Urgent Care(急患クリニック)を利用した場合の費用
保険ありの場合
Urgent Careは、かかりつけ医よりCopayが少し高めに設定されていることが多く、1回あたり50〜100ドル程度が一般的なイメージ。
検査やレントゲンなどが追加されると、その分があとから保険会社経由で請求されることもある。
保険なしの場合
自費だと受付時に「Estimate(見積り)」として150〜300ドル程度の説明をされることが多いです。

検査や点滴が増えると300ドル以上になることも。
テレヘルス(オンライン診療)の費用感
保険ありの場合
多くの保険プランでは、テレヘルスは対面診療と同じCopay、もしくはそれより少し安い設定になっていることも。
夜間や休日でも自宅から診てもらえるので、「Urgent Careに行くより安くて楽」というケースもあります。
保険なしの場合
サービスによっては、1回50〜100ドルの定額(サブスク型、1回払いなど)になっているものもあるようです。
「とりあえず話だけ聞きたい」場合に使いやすいです。
抗インフルエンザ薬・市販薬にかかる費用
抗インフルエンザ薬(例:Tamifluなど)の費用
保険ありの場合:処方薬のCopayとして、1処方あたり10〜50ドル程度になることが多いそうです。
保険なしの場合:我が家がインフルになったとき、薬局で定価で払わなければならず、1人分100ドル前後だった記憶があります。

かなり高く感じることも。
市販薬(TylenolやDayQuilなど)の費用
TylenolはWalmartやTargetで1箱10ドル前後、Amazonでまとめ買いすると1錠あたりはもう少し安くなることもあります。
アメリカでインフルエンザになったときの薬|処方薬と市販薬一覧

アメリカでは、インフルエンザの治療は「処方薬(抗ウイルス薬)」と「市販薬(症状緩和)」の2段階で行われます。
日本のように「インフル陽性=即タミフル」という流れではなく、症状の重さやタイミングで使い分けます。
アメリカで処方される抗インフルエンザ薬(Tamifluなど)
インフルエンザのウイルス自体を抑える薬で、発症後48時間以内に飲み始めると効果が高いとされています。
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Tamiflu(オセルタミビル):アメリカで最も一般的。5日分処方されることが多く、子供用・大人用あり
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Xofluza(バラキシビル):1回で終わる飲み薬。重症化予防に強い
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Relenza(ザナミビル):吸入薬。高齢者や喘息持ち向け
費用は前述したとおり、保険ありだと10〜50ドル(Copay)程度が目安になります。
抗インフルエンザ薬は、種類によって
・飲み方(回数・日数)
・効果の出方
・子どもへの使いやすさ
・費用の目安
が少しずつ異なります。
インフルエンザ薬のそれぞれの特徴や実際にかかる費用については、こちらの記事で詳しくまとめています。

なお、これらの抗インフルエンザ薬はすべて処方箋が必要です。
テレヘルスやUrgent Careで陽性判定が出たら、近所のWalgreensやCVSで受け取ることが可能です。
我が家の場合、発症から時間が経っていなかった私と長男・次女にはタミフルが処方されました。
一方、発症48時間を経過してしまった長女には、効果が期待されないということで処方されませんでした。
アメリカでインフルエンザ時に使える市販薬(子どもOK)

我が家は、発熱・頭痛や腰痛などの場合は、Tylenol(アセトアミノフェン)一択。
※もし同じ商品を探している方がいれば、
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2歳以上なら子どもでも使える、胃に優しい、インフルエンザ時の第一選択薬として世界的に推奨されています。
また、Walmartで7ドル、ほぼ確実に在庫がある薬です。
総合感冒薬はイブプロフェンなどが入っていた場合、インフルエンザ脳症のリスクがあるので私は使いません。
インフルエンザのとき、15歳未満の子どもには、イブプロフェンなど一部の解熱鎮痛薬は
インフルエンザ脳症のリスクが指摘されていて、一般的に使用を控えることが推奨されています。
また、医療現場で咳止めを使って痰が詰まる方がいたので、咳止めはちょっと怖いイメージがあります。

そのため、私は基本的にTylenol(アセトアミノフェン)しか使っていません。
また、2歳未満の子ども、嘔吐・吐き気のため内服できない場合はアセトアミノフェン座薬を使っています。
うちの長女は発熱すると嘔吐してしまうタイプなので、8歳ですが内服より座薬の方が使う頻度が高いです。
我が家はFeverAll座薬(アセトアミノフェン座薬)というものを使っています。

10〜15mg/kgが目安なので、我が家では以下のように使っていますよ。
3歳末娘(15kg):120mg×1回
8歳長女(18kg):120mg×2回(240mg)
ここに容量の目安も書いておきますね。
FeverAll座薬選び
| 用量 | 年齢 | 体重 |
| 80mg | 6ヶ月〜3歳未満 | 5〜12kg |
| 120mg | 3〜6歳 | 12〜24kg |
| 120mg×2 | 6歳以上 | 24〜30kg |
| 325mg | 12歳以上・大人 | 30kg以上 |
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具体的な薬の選択や用量は、必ず主治医や薬剤師に確認しましょう。
また、持病や服用中の薬がある場合は自己判断で市販薬を飲まず、医療機関に相談してくださいね。
アメリカでインフルエンザのときに使える市販薬「Tylenol(タイレノール)」や、アセトアミノフェン座薬の使い方については、こちらの記事で詳しくまとめています。
また、子どもの発熱時の対応についてはこちらで詳しく紹介しています。
インフルエンザで学校・仕事を休むときの連絡の仕方と復帰のタイミング(アメリカの場合)

「インフルエンザになった→何日家にいるか」は前回の記事で書きましたが、
「どうやって学校や職場に伝えるか」「いつ復帰OKと言われるか」はまた別問題ですよね。

イリノイ州の日本人家庭での実際の流れをまとめます。
また、アメリカのインフルエンザの隔離期間についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
学校(公立・私立)への連絡方法とタイミング
連絡は「朝イチ」が基本ルール
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公立学校:朝7:30までに学校事務局(Main Office)へ電話。
「Child’s name, grade, influenza positive, will be absent today.」でOK -
私立・インターナショナル:前日の夜か朝6時までに担任メール+事務局電話のW連絡が無難
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定型文例:Good morning, this is [あなたの名前]. [子どもの名前] tested positive for influenza and will be out today. Please let me know when he/she can return to school.
復帰条件(CDC基準ベース)
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発症後24時間無熱(解熱剤なし)+症状が改善
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実質3〜5日で復帰許可メールが来る
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学校によっては「医師の復帰許可証(Doctor’s note)」が必要な場合も
職場への連絡方法とタイミング
アメリカ流「簡潔連絡」
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朝8時前に直属上司へメール+電話
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定型文例:Subject: Influenza – Out today
Hi [上司名],
I tested positive for influenza this morning. I’ll work from home if possible, or take PTO today. Will keep you updated.
Thank you,
[あなたの名前]
復帰タイミング
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症状改善+24時間無熱が基本
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リモートワーク可なら、自宅でメール処理しながら回復
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対面必須職種なら、3〜5日後に「復帰します」と連絡
イリノイ州日本人家庭の実例(我が家の2025年インフル体験)
正直、請求書見返さないと正確な日付は覚えてませんが、だいたいこんな流れでした。
**Day 1**:長女が高熱 → 担任に「発熱で休みます」と朝メール
**Day 2**:長男・次女・私も順番に発熱 → 長男の担任にも「発熱で休みます」連絡
(次女は当時未就学園で連絡不要)→受診予約したら翌日になってしまう
**Day 3**:4人でかかりつけ医へ → 全員インフル陽性判定
→ 各担任へ「インフルエンザでした」とメールで連絡
→ 長女以外Tamiflu開始、夫は発症なしだが会社に報告したら2日リモート許可
**Day 5**:長男が解熱 → そのまま連絡なしで登校OK
**Day 7**:長女が熱ぶり返し → また家で安静
**Day 9**:長女も解熱 → 連絡なしで登校

全員同時欠席でも、各担任に個別連絡が必要です。
私の住んでいる町の学校は、解熱したら「連絡なし登校」で問題ありませんでした。
夫の会社に理解あってくれて助かりました。
日付は記憶ベースなので多少前後してる可能性大ですが、「同時期に家族4人インフル」は本当です(笑)。
注意点:兄弟姉妹が連続でインフルになった場合
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学年違いでも別連絡:同じ学校でもクラスごとに報告必須
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同時欠席:事務局に「Full family influenza」と伝えると親切
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復帰ずらし:1人復帰OKでも「家中インフル中」と伝えて理解を得る
インフルエンザ予防に役立つアメリカで買える加湿器・常備グッズ

インフルエンザの受診・治療まで書きましたが、一番大事なのは「なる前に防ぐ」こと。
イリノイの乾燥冬に、私が実際に使って効果を実感したグッズだけ厳選して紹介します。
加湿器:Vicksの丸いタイプ(我が家の定番)
イリノイの冬は暖房で乾燥がひどく、「鼻の中がカピカピ」「喉がイガイガ」からインフルにつながりやすいです。
気温が下がり乾燥を感じ始めたら即稼働。
Vicks Warm Mist Humidifier(丸いタイプ)
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特徴:蒸気式で熱湯殺菌。値段も手ごろで、水もこぼれにくいので重宝しています。
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使い方:水+塩小さじ1/4程度入れないと蒸気がしっかり出ないので注意。
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Amazon、Walmartで$20程度
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喉のイガイガ対策:マヌカハニー&スプレー
我が家はBeekeeper’s Naturals Propolis Throat Sprayのキッズ用を使用しています。
外出先や子どもにも使いやすいです。

甘くておいしいので、子ども達は「次わたし!」と言ってきます。
喉がイガイガした時に使うと割と良くなると感じています。
Amazonで$15程度
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アメリカではインフルでも病院に行かないって本当?

SNSで芸能人の方が「アメリカ人はインフル程度では病院に行かない」と言っていました。
このことについて私の考えをまとめてました。
日本とアメリカの感覚の違い
日本では、インフルエンザやコロナだったら受診が当たり前で、検査をしてタミフルなどの薬をもらいますよね。
アメリカでは、軽症なら自宅療養が基本の方が多いようです。
なぜアメリカでは病院に行かないのか
その理由は以下のようなものが考えられます。
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医療費が高い:Copayや検査料の負担がある、保険なしだと数百ドルに
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予約や受診まで時間がかかる:かかりつけ医でも翌日以降になることがある
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自宅で様子を見る文化:軽症なら自己管理が基本
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会社や保険で行動が変わる:負担が少なければ受診、負担が大きければ控える
とはいえ、家族の症状や回復スピードによっては、軽症でも早めに受診する判断が必要なこともあります。
私はこう判断している:アメリカで受診する/しないの線引き

私の家庭では、症状や状況に応じて受診の線引きをしています。
ポイントは『重症化や回復スピードを意識すること』です。
受診することが多いケース
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インフルエンザやコロナ流行期で高熱(39℃前後)+全身の痛みや筋肉痛があるとき
→ インフルエンザ・コロナを疑い、早めに予約して医師に診てもらいます。 -
発症から48時間以内で抗ウイルス薬(Tamifluなど)の効果が期待できるとき
→ 早く治すために受診する判断です。 -
溶連菌など抗菌薬が必要な感染症の可能性がある場合
→ 喉の痛みが強く高熱の場合など、早めに受診します。
受診しないことが多いケース
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熱はあるけど抗菌薬や抗ウイルス薬が必要なさそうなとき
→たいていの風邪と呼ばれるのものは、対症療法の薬しか飲めないため、寝る、水分をとることが回復に一番必要です。そのため、自宅療養で様子を見ることが多いです。 -
症状が軽く、自己管理で十分対応できそうなとき
→ アメリカの自己管理文化と似た感覚かなと思います。
アメリカで考えたいポイント
予約の取りやすさを考える
小さな町では、予約しても翌日になることがあります。
私は、インフルエンザなどを疑った時点で受診予約を取ります。
回復を重視する
家族でインフルエンザを患ったとき、一番最初に発症した長女の回復が一番最後だったんです。
おそらく、長女のみ発症から48時間を過ぎていたためタミフルを使えなかったため、回復が遅くなったと考えられます。

親としては、早く楽にしてあげたいという気持ちがあります。
保険や費用の状況も意識
負担が少なければ早めに受診、負担が大きければ自己管理と使い分けするのもアリだと思います。
アメリカでインフルエンザになったら まとめ

アメリカでインフルエンザが疑われたら、まずはTylenolで様子を見つつ、朝イチで医療機関と学校・職場へ連絡が基本。
受診するかどうかは、症状の重さ・発症からの時間・保険や費用状況を踏まえて判断しましょう。
そして、乾燥対策などの予防を早めに始めておくことも大切だと感じました。
この体験談が、アメリカで子育てをする方の不安を少しでも減らせたら嬉しいです。


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