ポイズンアイビーとは、触るとかゆみや水ぶくれを引き起こす有毒植物です。
アメリカでは、どこにでも生えているので、アメリカに住む場合は注意が必要ですよ!
アメリカに住むけど、ポイズンアイビーについて知らない方にお伝えしたくて、この記事を書いています。
私も渡米前にポイズンアイビーのことを聞いていたから、今のところ子供たちが安全に過ごせています。
読んでいただければ嬉しいです♪
ポイズンアイビーの見分け方
ポイズンアイビーは、3枚の葉で構成されているのが特徴です。
アメリカでは「Leaves of three,let it be(葉が3枚なら触るな)」と言う言葉が良く知られているそう。
ポイズンアイビーの特徴を表していて、覚えやすいフレーズで、子供が触らないように教えるようですよ。
ポイズンアイビーは、真ん中の1枚は左右対称、左右の葉は左右非対称の形をしています。
春には赤みがかかった新芽を出し、夏は緑色、秋は赤や黄色に変色し、冬は葉が落ちてもツルや枝が残ります。
ポイズンアイビーの毒性
ポイズンアイビーは、葉・茎・根、すべての部位にウルシオールという有毒なオイルが含まれています。
このウルシオールに触れると、アレルギー症状としてかゆみ、赤み、水ぶくれなどを起こします。
1週間以上症状が続くこともあるそうで、痛痒く、シャワーを浴びるのも苦痛に感じるほどと言う声もあります。

想像するだけで恐怖!
触れてから通常24時間~72時間以内に症状が出ると言われ、触ったことにすぐに気づかない場合もあります。
また、衣類や靴、カーペット、ペットの毛などに付着すると、何か月もウルシオールが残ることも…。
その部分から間接的にウルシオールに触れることになってしまう場合もあります。
ポイズンアイビーが生える場所
ポイズンアイビーは、アメリカのどこでも自然に生えているそうです。
特に生えやすい場所は、以下です。
- 木の根元、登山道の脇などの少し日が当たる場所
- 草むら、原っぱ
- フェンスや建物のまわり
- 河川敷や湖のほとり
- 道路わき、空き地
地面を這うタイプや、木やフェンスにツルのように登るタイプもあります。
良く見ないと、見た目が他の雑草とすぐ見分けがつきにくいです。
草がたくさん生えている場所や、木のそばには近づかないように注意すると良いでしょう!
実は、私の家の庭にも2度生えていたことがあります。

写真が消えてしまい出せませんが…
木のそばと、手入れが不十分だった草むら部分に生えていました。
草むらに生えていた時は、大量に発生していて、衝撃…。
1枚の葉が手のひらくらいの大きさまで成長しているものもあり、庭のチェックは定期的にすべきだと感じました。

庭がある人はポイズンアイビーがないか定期的にチェック!
また、草むらに入る場合、ピクニックに行く場合は、直接皮膚に触れないように、長そで・長ズボン着用が良いでしょう。
2次被害予防に、帰宅したらすぐ衣類は洗う方が良いと思います。
ポイズンアイビーに触ってしまったら
ポイズンアイビーに触ってしまったら、できるだけ早くその部分を石鹸と水で洗いましょう!
ここで注意したいのが、お湯ではなく水で洗うこと!
お湯で洗うと毛穴が開くため、ウルシオールが皮膚の奥まで入って、症状を悪化させてしまう恐れがあります。
また、ウルシオールは油なので、石鹸が効果的です。
洗った後は、手をしっかり拭き、触れた衣類、タオルも洗濯しましょう!。
もし、顔や目が腫れたり、呼吸が苦しいなどの症状があれば、すぐに医療機関を受診してくださいね!
ポイズンアイビーの除去方法
ポイズンアイビーの除去方法は、専用の除草剤を撒き、枯れたら防具をして取り除くことです。
ポイズンアイビーは、生命力が強く、根が深く広がるので、普通の除草剤では表面しか枯れず、再生することも多いそう。
そのため、「ポイズンアイビー専用」の記載がある除草剤で駆除することで、根まで枯らすことができます。
「Poison Ivy & Tough Brush Killer」と言った言葉が入った除草剤を選びましょう!
また、ポイズンアイビーは枯れても、ウルシオールが表面に残っているため、直接触らないでください!
枯れたポイズンアイビーを駆除する際は、手袋、マスク、長そで長ズボンを着用して、行いましょう!

できればゴーグルもあった方が良いと思います。
でも実は、私の家の庭にポイズンアイビーが大量に生えてしまった時、除草剤だけ撒いて放置しています。
直径1メートルくらいの草や花が生えていた場所に、大量のポイズンアイビーを発見した時には絶望感でした…。
確実に枯らせるために除草剤は2回撒いて、葉が枯れていくのは確認しました。
ただ、他の低い木や草も結構生えていて、安全に除去できる自信がなく、そのまま放置して1年弱…。

気になりつつ、怖くて触れない。
とりあえずまた生えてきていないかチェックし、近づかないようにしておくことで今のところ被害はありません。
子供には、その部分には近づかないように今も伝えています。
1本や数本生えた時点で処理できるように、草がたくさん生えている場所と木のそばは特にチェックしましょう!
あまりにもたくさん生えてしまっている場合は、業者に頼むのが良いと思います。
会社に相談するか、アメリカ人とコミュニケーションが取れるなら、聞いてみるのも手だと思います。
「poison ivy removal」と検索すると、業者が出てきます。
また、ポイズンアイビーを燃やしては絶対ダメです!!

ポイズンアイビー、燃やしたらダメ、ぜったい。
ポイズンアイビーを燃やすと、ウルシオールが煙に混ざります。
肺に入ると、重度の気道炎症や肺炎引き起こし、最悪の場合、呼吸困難や窒息に至ることも…。
このことが原因で、集中治療室に入院した例もあるようです。
ポイズンアイビーと似た植物
ポイズンアイビーと似た植物で、ポイズンオークとポイズンスムラックというものもあります。
どちらも、ウルシオールを含み、直接触らない、燃やさないことが大事です。
まず、ポイズンオークは、アメリカの西部、南東部に生息します。
ポイズンアイビーと似ているけれど、葉の形がオーク(カシ)の葉に似ていてギザギザしています。
また、「葉っぱ3枚」のこともありますが、5枚や7枚のことも。
そして、地面を這う低い木、または小さな茂みとして成長します。
一方、ポイズンスムラックは、湿地・沼地に生息し、小さな木や高い低木の形で育ちます。
葉は1本の茎に10~15枚の葉が対になって並び、果実は白っぽい色で、秋には赤やオレンジに紅葉します。
ポイズンアイビーやポイズンオークよりも強いかぶれを引き起こすので、特に注意が必要です。
ポイズンアイビー まとめ
ポイズンアイビーは、アメリカでどこでも生えている可能性のある有毒植物でしたね!
見た目も知っておかないと、普通の雑草と変わらなく見えるので、3枚の葉は怖いということを覚えておきましょう!
できるだけ木のそばや草むらには近づかないのが無難です。
庭がある場合特に、子供にも3枚の葉の特徴、木のそばや草むらに近づかないよう伝えておくとよいと思います。
近づく可能性があるなら長そで長ズボンを着用して、帰宅後は洗濯しましょう!
また、ポイズンアイビーは燃やさないでくださいね!
どなたかの参考になれば嬉しいです♪
ご精読ありがとうございました!
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