渡米前の準備で、歯科検診は済ませましたか?
意外と見落としがちな『歯の健康』は、アメリカ生活の快適さを左右します。
個人的見解ですが、定期的に受診していない場合、渡米前の日本での歯科受診は3~6ヶ月前がおすすめです。
もし治療が必要になった場合でも、余裕をもって複数回通院できるからです。
駐在準備はビザや引っ越し、学校手続きなどで慌ただしく、歯医者はつい後回しになりがちです。
しかし、アメリカの歯科治療は日本と仕組みも費用も大きく異なります。

実際に渡米前に受診しておいてよかったと、私は心から感じました。
この記事では、駐在前に歯科検診をおすすめする理由を体験談を交えてお伝えします。
駐在前準備全体の流れを知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
▶アメリカ駐在準備チェックリスト|渡米5か月前から直前まで時系列まとめ
渡米前に歯科検診は本当に必要?駐在準備で見落としがちな理由

私は渡米2ヶ月前、子どもは2週間前に受診
我が家は、私が渡米2ヶ月前に、子どもたちは渡米2週間前に歯科を受診しました。
私も子どもも、それぞれ定期的に歯医者に通っていて、渡米前最後のタイミングがそのようになりました。
私と子どもでは別の歯科医院でしたが、どちらも信頼している歯医者でした。
海外生活が始まると、日本のように気軽に歯医者へ行ける環境ではなくなると思っていましたし、渡米前には必ず受診してから行くと決めていました。

結果的に大きな治療はありませんでしたが、『安心して出発できた』ことに繋がりました。
もし定期的に受診していない場合、予約後にすぐ受診できるとは限らず、しかも治療が必要な場合は再受診も何度か必要になります。
そのため、日本での歯科受診は渡米直前ではなく、できれば3~6ヶ月前の受診が安心だと感じました。
定期通院していても「行くべき」と思う理由
たとえ虫歯がなくても、次のような点は確認しておく価値があります。
- 詰め物や被せ物の状態確認
- 親知らずのチェック
- レントゲンでの最終確認
海外で「やっぱり治療が必要でした」と言われる状況は、精神的にも金銭的にも負担が大きいからです。
アメリカの歯医者は高い?日本との違いを知っておこう

アメリカの歯科治療費は想像以上に高額
アメリカの歯科治療費は、日本と比べてかなり高額です。
虫歯の詰め物でも数百ドル、根管治療やクラウンとなると1,000ドル以上かかることもあります。
例えば、日本の3割負担なら5,000円前後の治療が、アメリカでは300ドル(約45,000円)程度になることもあります。

我が家の場合は会社負担で基本的にはカバーされる契約でしたが、それでも自己負担や上限の問題は気になるところでした。
医療保険と歯科保険は別。意外な自己負担も
アメリカでは、医療保険と歯科保険が別契約であることが多く、
- 年間補償上限がある
- 予防はカバーされやすいが、治療は自己負担が大きい
といった仕組みになっています。

日本の「国民皆保険」とは感覚がかなり違います。
アメリカで加入する歯科保険は、会社やプランによってカバー範囲が大きく違うため『どこまで自己負担か』を事前に確認しておくと安心です。
予約がすぐ取れないことも多い
歯科は予約しても数週間待つことがあります。人気の歯医者では1ヶ月待ちも珍しくありません。

さらに治療が必要になれば、何度も通院が必要になります。
渡米直後は、
- 家探し
- 車の購入
- 子どもの学校手続き
などで本当に忙しい時期。そこに歯科通院が加わると、かなりの負担になります。
実際にあったトラブル体験談

長女の虫歯治療、日本で再治療になった話
渡米後、長女が虫歯になり、現地の歯医者で治療を受けました。
無事に終わったと思っていたのですが、日本に一時帰国した際、いつもの歯医者でレントゲンを撮ったところ、詰め物の下に虫歯の影が見つかりました。
再発なのか、取りきれていなかったのかは分かりませんが、結局その部分は日本でやり直すことになりました。

そのとき、「やはり医療の基準や考え方は違うのかもしれない」と感じました。
▶このときのアメリカの歯医者体験を詳しく紹介している記事はこちら。
駐在妻仲間の根管治療トラブル
他の駐在妻さんでも、虫歯治療後に痛みが続き、別の歯医者で診てもらったところ根管治療になったというケースがありました。

偶然かもしれませんが、その虫歯治療を受けた歯科医院が同じだったこともあり、歯科医によって差があることを実感しました。
アメリカでは、医療も「選ぶもの」という側面が強く、日本よりも歯科医院による方針の違いを感じることがあります。
なぜ日本で済ませるのがおすすめなのか

信頼できる歯科医がいる安心感
日本に「いつもの歯医者」があることは、とても大きな安心材料です。
これまでの治療歴を把握してくれている医師に最終チェックしてもらえる安心感は、海外では簡単には得られません。
言葉のストレスがない
特に子どもの治療では、言葉の壁は大きいです。

痛みや違和感をうまく英語で説明できないこともありますし、親としても細かなニュアンスを伝えるのは簡単ではありません。
精神的な負担を減らすため
海外生活はそれだけでエネルギーを使います。
歯のトラブルは痛み以上に、「どうしよう」「どこに行けばいいの?」という不安が大きいと感じました。
渡米前の歯科検診は、いわば『安心を買う保険』のようなものだと思います。
渡米前にやっておきたい歯科チェックリスト

渡米前にやるべきことを、大人と子どもに分けてまとめて紹介します。
大人がやるべきこと
- レントゲン
- 親知らず
- 被せ物確認
- クリーニング
子どもがやるべきこと
- 虫歯チェック
- フッ素
- シーラント
- 噛み合わせ
シーラントはアメリカで行うと、保険内容によっては自己負担が大きくなることもあります。
また、乳歯の虫歯は進行が早いため、虫歯のチェックは必須だと思います。
できればやっておきたいこと
- 治療履歴の確認
- レントゲンデータ
- 海外に行くことを伝える
私はしていませんが、日本の歯科医院によってはCDやPDFで診療データをもらえるので、アメリカでトラブル時に見せると説明がスムーズかもしれません。
渡米前の歯科検診に関するよくある質問(FAQ)

Q1.渡米直前でも間に合いますか?
A. 定期的に受診していて問題がない場合は直前でも可能ですが、治療が必要になった場合は複数回の通院が必要になることもあります。余裕を持つなら3~6ヶ月前の受診がおすすめです。
Q2.アメリカで歯科検診だけ受けるのは難しいですか?
A. 検診自体は可能ですが、予約が取りづらい地域もあります。また、保険内容によっては自己負担が発生することもあります。
英語での問診票記入や説明もあるため、言葉の負担も考えておきたいところです。
Q3.子どもも必ず受診すべきですか?
A. 乳歯の虫歯は進行が早いため、特におすすめします。言葉の問題もあり、日本でのチェックは安心材料になります。
Q4.レントゲンデータは持っていくべき?
A. 必須ではありませんが、トラブル時に説明がスムーズになる可能性があります。歯科医院に相談してみるのも一案です。
まとめ|渡米前の歯科検診は「保険」だと思って受けてほしい

駐在準備の中で、歯科検診はつい後回しにされがちです。しかし、
- 高額な治療費
- 予約の取りづらさ
- 医療制度の違い
- 言葉の壁
を考えると、日本で信頼できる歯科医院があるなら、渡米前に必ず一度受診しておくことを心からおすすめします。
特にお子さんがいるご家庭は、直前ではなく余裕を持った受診をおすすめします。
海外での歯のトラブルは、痛み以上に精神的な負担が大きいと、私は感じました。

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